自身の留学経験がきっかけに

自身の留学経験がきっかけに

日本語教師を目指したのはいつですか?

わたしは大学を卒業してすぐに、アイルランドに留学しました。様々な国籍や背景を持つ人々が同じ地域や社会で生活しているのを目の当たりにして、日本にも生活している外国の方がいるということを初めて意識しました。こんなにたくさんの国がある中で、日本に来てくれた人々の役に立ちたいと思ったのが、日本語教師を目指したきっかけです。
インターネットで日本語教師になる方法を調べて、帰国後、すぐに養成講座に通い始め、420時間を修了しました。

どうしてアイルランドに留学したんですか?

きっかけは父とオーストラリア旅行に行ったことです。初めての海外だったんですが、オーストラリアで現地の人や物と触れて、外国に一気に興味を持ちました。
留学生がアルバイトできる国を探した結果、アイルランドにたどり着きました。最初の3ヵ月間は英語を殆ど話せなかったので、買い物をするのも大変でした。でも、学校で習った文型を実際に使って、現地の人に通じたときはとても嬉しかったです。
留学したことで、語学を学ぶ喜びを味わうことができました。この時の経験が今の仕事にも生きています。

東京ワールドの専任講師として

東京ワールドの専任講師として

養成講座を修了してから現在までの経緯を教えてください。

東京ワールドのことを知ったのは、養成講座の先生に紹介していただいたからです。
授業見学をしたとき、先生も学生も心から楽しそうにしている姿を見て、この学校で働きたいと強く思いました。すぐに応募して、非常勤講師として働くことになりました。
非常勤の間は教案の作り方から指導法、学生の生活指導など一通りのことを専任講師の方から教えてもらいました。専任講師になってからも違和感なく働くことができています。

今担当されている仕事内容について教えてください。

初級クラスのカリキュラム作成や課外活動(スポーツ大会やスピーチコンテスト、学校旅行)の運営などを担当しています。

やりがいを感じるのはどんな時ですか?

1番は学生が卒業するときに彼らからお礼を言われたときです。私は初級クラスをメインで担当しているので、日本に来たばかりの頃から知っている学生が多いです。入学してから2年たって、立派になった姿を卒業式で見ると、感動して泣いてしまうこもあります。涙もろいので(笑)。
あとは課外活動で、学生が楽しそうにしているのを見たときです。運営は大変ですが、やって良かったなと心から思います。

理想の教師像を目指して

理想の教師像を目指して

武藤先生が目指している教師像を教えてください。

学生がわからないことを素直に「わかりません、先生」と聞ける教師を目指しています。学生が一度の導入・練習で全部理解できて質問がないような授業が理想だと思うのですが、どうしても伝わりにくいこともあります。そんな時に一番良くないのはわかったふりをしてそのまま進んでいくことです。わたしも留学生だったので、分からないことを質問するときに感じる恥ずかしさは分かります。せっかく学生が勇気をだして、質問してくれたのですから後悔させないようにしたいです。普段から学生を褒めるようにして、質問しやすい雰囲気づくりを心掛けていますが、まだまだ試行錯誤の毎日です。

最後にこのページを読んでいる人へメッセージはありますか?

東京ワールドは学生に日本語を教えるだけではなく、生活指導や進路指導を教師と事務職員が一体となって対応しています。学生数が多いので、様々な個性をもった学生がいます。そんな彼らと一緒に悩みながら、色々な人と協力して目標の進路に進んでいくのは何物にも代えがたい経験です。私は東京ワールドに入って、本当に良かったと思っています。外国に興味がある方、色々な人と接することが好きな方、是非とも東京ワールドで一緒に働きましょう!