海外生活で感じた勉強の大変さ

海外生活で感じた勉強の大変さ

日本語教師の仕事に関心を持ったきっかけは?

子供が小さい頃に、夫の仕事の都合で海外生活をしていたので「海外で勉強するのは大変だな」というのを間近で見ていました。帰国してからは事務の仕事をしていたのですが、親しい友人が日本語教師の仕事を始めたのを見て「面白そうだな」と思いました。これからは外国籍の人たちが益々増えていって日本語を教える場所も増えてくるだろうし「私にもできないかな」と思って、子どもが独立して手を離れたのを機に養成講座に通い始めました。

東京ワールドを選んだ理由は?

たまたま養成講座のクラスメイトがこちらの職員の方で、お話を聞くうちに働きたいなと思いました。それに講座の学校からも推薦を頂いたので迷わず決めました。

初めての授業は「どうしよう、どうしよう」と緊張

仕事を始めてどのくらいになりますか?慣れましたか?

9ヶ月になります。初めて教室に入った時は「どうしよう、どうしよう」と緊張しましたが、最初のクラスが元気な学生たちで、いつしか緊張は解けていました。最初の1ヶ月は教案も用意していただいて安心でしたが、自分で作り始めてからは半日かけて作ったこともあります(笑)。最近はだいぶ作り貯めて余裕が出てきたので、授業日数を増やすこともできました。

私の顔を食い入るように見る学生たちの顔に感激

私の顔を食い入るように見る学生たちの顔に感激

悩むことはありますか?一番の喜びは?

やる気の低い子にどう接したらいいかは悩みます。あまり怒りたくもないけど注意しないわけにもいかないですからね。そんな時は専任の先生や同僚の非常勤の先生方が相談に乗ってくださいますし、「チームティーチングなので私が厳しくする役割を引き受けます。先生は楽しく授業をなさってください。」と担任の先生に言っていただいた時はとても気が楽になりました。
新入生のクラスを初めて担当した時に、クラス中の学生が脇目も振らず私の顔を食い入るように見てくれて、「一生懸命勉強する人に教えるということはこんなに嬉しいことなのか」と感激しました。全員にとって良い授業は難しいですが、退屈な子でも楽しくなれる時間が少しでもあって欲しいと思っています。

自分のペースで何歳になっても仕事が続けられる

自分のペースで何歳になっても仕事が続けられる

主婦の方にとって日本語教師はどのような仕事ですか?

初めから週5日は大変ですから少しずつ慣れていけばいいと思いますし、自分の生活リズムに合わせて時間が選べるのは都合がいいと思います。また、最初の1ヶ月はサンプルの教案を頂けるので、授業準備に余裕をもつことができました。それに非常勤講師は3ヶ月ごとに2週間の休み(学期間の長期休み)があるので、頑張って働く時と休む時のリズムが作れていいですね。休み期間中に学生たちの出身国に旅行できればいいなと思っています。スリランカに興味があるのですが、主人は嫌だと言っています(笑)。この仕事はいくつになっても自分のペースで続けられる仕事だと思うので、とてもありがたいですね。